好きにさせてよ。

好きにさせてよ。

偏食な趣味を、つらつら綴る。字圧強め文字のブルドーザー。可愛い連中/モーニング娘。など

#ハロプロ楽曲大賞 に2020年も投票しました

f:id:tsukino25:20201225184535p:plain

 

 

さっくりとしか書けないのだが、最近ちょっと元気なくて。

567でも命に別状あるようなお話でもないので割愛しますが、とにかく今年は感想文の熱量が低めです(笑)それは楽曲を愛していないわけではなく、なんなら1位の曲とか聞いた瞬間論文一冊仕上げたいほどに大好きだと悟った曲なのですが。私にしては字圧がブルドーザーじゃない文章です。2020年中に上げておくべきかと思ったのでひとまず上げます。

 

あらゆるハロプロ(あらゆるハロプロってなんだ)を追っている訳ではない私ですが、順位をつけることよりも好きを表明することに狙いを定めた文章です。そこんとこよろしくです。

 

 

ちなみに、これが去年。

 

tsukino25.hatenablog.com

 

で、私の好みが偏っているバカ子ちゃんなのはこれでお分かりいただけるかと。

 

 

tsukino25.hatenablog.com

 

 

 

 

5位 ポップミュージック / Juice=Juice

youtu.be

麗しい歌唱力の超人たちが、あまりにも清々しいポップの極みを歌い上げる。「初めて聴いたのに妙に懐かしくて」「どうあれぐるぐるアタマに廻っている」とはまさにこの楽曲そのもの。再生回数を増すごとに、まるで昔からずっと親しんできたような気分を覚える。楽曲そのもののキャッチーさはもちろん、カバー曲に対してどこまでも真摯に向き合い、声質の違いがバランスよく楽曲にハマっていくJuice=Juiceだからこそ歌いこなせる1曲なんだろう。「鳩 Po Po Po」まで本気なところに、彼女たちの全力の魅力を感じさせてくれる。高木紗友希の「ちゅるちゅるぷにゅタピオカミルクティ」に意味なんか考える方がダサい。ひたすらポップが身体を揺らす高揚感と、歌声が染み渡る快感を味わうだけである。

 

もうこの曲って説明要る?聞いてたらヤバイことわかるくない???
と、早速投票コメントを考えるのを諦めかけた。論より証拠、投票よりポップミュージック。
「佳林ちゃんさんの卒業曲、つんく♂じゃないんだ…」という淋しさをハイジャンプで超えていく強烈な中毒性。
私はいつも歌詞の切れ端が気になっちゃったりなんかして大局観みたいなものを見失いがちなんだけど、こういうひたすら音楽を浴びるように楽しむ、という原点に返ることも大事だと再確認しました。
とはいえ歌詞も色々と考えられているというか、ただのポップじゃなくちょっと切ないポップなのがまた良いですね。

 

 

4位 好きって言ってよ / Juice=Juice

 

youtu.be

もちろん良い方の意味で裏切られたのである。なんとなく、令和のアイドルが歌うには古い感じがするのだ。消費にもちょっとした刺激にも慣れてしまった時代で生き急ぐ慌ただしい気配があるというか。Juice=Juiceというグループが、どこか現実離れした女の花園が似合う「選ばれし私達」じゃなかったら歌っていてもちぐはぐになってしまいそうな曲。それでいて、冷めた言葉の中から突然現れる赤裸々な本音たち。あざとく歌いすぎてもあしらうように歌っても上手くいかないであろう難しい感情表現を歌の中に落とし込める松永里愛・工藤由愛コンビの新人離れした威圧感ったら。2番ソロパート「くたくた」の4文字で大勢の人の記憶にしがみつく宮本佳林の凄みったら。

 

Juice=Juiceというグループは、地に足のついた庶民っぽさが(ハロプロの中では)少ないというか、どこか非現実的な秘密の花園にいるような女の子っぽさを感じることが多いのである。
モーニング娘。が未経験者歓迎の公立高校野球部なら、Juice=Juiceは私立女子高の新体操部のように思える。(だって実際に会ったことないでしょ?私立女子高の新体操部出身の人)2次元みと言っても良いのかもしれない。
そんな訳で、女の子の心を明け透けに書いたはずのこの曲だけど、どことなく感じられる何とも言えない古びた雰囲気が、Juice=Juiceに合うなと感心したんです。

 

 


3位 ミラー・ミラー / アンジュルム

youtu.be

4:14の間ずっと最大瞬間風速が更新され続ける。メンバー全員の年齢がプラス5歳に見えてしまうファッショナブルなオトナっぽさと、ずっと何にも変わらずたった一人の誰かを待つ初心な気持ちが交差して完成する名曲。身体を揺らさずにはいられない洗練されたサウンドを背景に、歌詞は鏡越しに映る女の子の本能を切れ味鋭く暴く。すっぴんにされた臆病な本心はもっと生々しくて目を背けたくなる露骨さを持つはずなのに、どういう訳だかそのエグみはメロディーの軽快さに上手に包まれている。サウンドと歌詞のトータルコーディネートが卓越しているバランス感覚の良い楽曲を歌うのは、やっぱりアンジュルムしか居ないと納得する。
笠原桃奈氏の落ちサビ歌割「マスカラ落ちてる」は、年齢プラス5歳どころでは済まない。アイドルの成長曲線というよりは、ベテラン女優が品質にこだわる基礎化粧品を宣伝するときの貫禄に匹敵する。


私にしては珍しく、ほとんど「音楽」が好きで選んだ1曲である。(普段はかなり歌詞に偏ってしまう)
こんな最強シャレオツビート、どこのランウェイで流しても遜色ねえだろと強く思い込んでいる。
竹内朱莉さんの「サラッとなんでもこなしすぎてしまう」強みはこういう曲でめちゃくちゃ活きると思うし、前述した笠原オーラ桃奈さんとか伊勢ダークホース鈴蘭さんとかも「待ってました」と言わんばかりに出てきてくれるので、新メンバーさんを迎え入れてもこんな楽曲をもっともっとお待ちしております。

 

 

2位 あなたが選んだもの、あなたが選ぶもの / 和田彩花

youtu.be


恐れることなく言うと、私は和田彩花さんを何も知らない。彼女が音楽界に、アイドル界にどんな革命を起こそうとしているのか。彼女の人生観がどれほどアンジュルムの後輩たちに影響を与えているか。彼女の学びがどれほど深いのか。何も語ることができない私は、ただの外野でしかない。そんな外野が、まるで初めて出逢う絵画から目が離せなくなるように、音楽に吸い込まれる感覚を得た。彼女の選ぶ言葉たちは、華美な装飾を好まない。夢見る15歳のような幼気さを残しながら、白黒淀んだこのグレーなシティで揺らぐことなく歩み続ける強さをさり気なく、しかし惜しみなく示してくれる。ネオンの中を自由自在に泳ぐように、彼女の細く甘く優しい声と母性と少女性を同時に感じさせる旋律が溶け合って浮遊する。受容も革新も妥協しない和田彩花という存在を世に知らしめるにふさわしい楽曲だと信じている。


2020年度「てめえやりやがったな」大賞です。推し(可愛い連中 奥脇達也氏)がハロプロ楽曲を作るとか私を狙い撃ちしすぎなのよ…いやでもこの曲は作曲者を知らずとも上位にいたはずなので許してクダサイ。
女の子の憂鬱さも気品を伴う覚悟もギターでかき鳴らし続ける奥脇氏だからこそできた名作だとしみじみ思うし、危うげな儚さをどこか匂わせる和田彩花さんとの素晴らしい化学反応が起きていると感動しているのです。奥脇氏はキャッチーとプリチーとデンジャラスとエロティシズムとプライドを合体させて音階にする天才なんだよ。

 

 

1位 KOKORO&KARADA / モーニング娘。'20 

youtu.be


私たちは、作者の創意工夫や楽曲の壮大な世界観をただちに理解できないときに、己の咀嚼能力の無さを棚に上げて「スルメ曲」だなんだと呼んだりする。しかし、このスルメのように思われたが実は活きの良い鮮魚は、音楽的教養のない私にも咀嚼を待たずに衝撃として身体に入り込み、五臓六腑を痺れさせたのである。心電計の無機質な波形のごとく刻まれるEDMサウンドが曲の未来を希求する気持ちの高ぶりを表しながら、愛が大きく成長しすぎるときの不安を繊細に紡ぐ。あらゆる感情が骨の髄まで浸透して頂点に達したとき、血液も神経も入り込めない心の奥の奥を表現するようなドラムを排除した鍵盤中心の音が静かに残る。月並みな言葉で言えば、「こんな音楽を聞いたことがない」の一言に尽きる。Yes KARADA赴くまま「見ないフリしているかも」の歌詞を見返り美人の降臨にした佐藤優樹氏の感性にはただひれ伏すのみである。


これは、すぐにつんく♂さん曲を「スルメ」という感想で誤魔化してしまうことへの自戒である。なんか偉そうな言い方をしたけれど、この部分の歌詞を聞いたときからこの曲を1位にすることは決まっていたのである。

 

「一人でなんて(寂しすぎて)生きられない」

 

やっぱり私は、ひとりで生きられちゃうことを肯定したくないんだよ。(曲をディスりたいのではないんで、私個人の価値観の話だと思ってサラッと読み飛ばしてね)もしひとりで生きられるくらいの強さを持っていても、誰かと繋がって生きていたいんだよ。友達も少なくて限られた人たちとしか関わらない私でさえ、孤独は怖いんだよ。そんな私の急所をちゃんと見つけてくれたつんく♂さん、本当に本当にありがとう。こんな時代だけど、孤独を拒む勇気をくれて、本当に本当にありがとう。

 

 

 

推し大賞

 

「人間を敵するのは全然怖くないけど、、。地球を敵にしたら怖いと思うよ、、。」(原文ママ)こんなことを考え付くアイドル、いや、こんなことを考え付く人間、そうそうお目にかかれるもんじゃない。私たちが今瀕している危機を地球規模で考え、憎むべきは人間ではないと言われているようなそうでもないような、とにかくこの文章に出逢って以降コロナに対する怒りを鎮めることができるようになった。平和を愛する心を歌うモーニング娘。の曲を、誰よりも理解しようと努め、ソロ曲という挑戦に目を背けず歌い続けるあなたの言葉だから、私は救われたのだと思う。こんな時代が終わっても、ずっとあなたの活躍が私のお守りです。

 

 

誰?と書かなくてもなんとなく誰かわかるところが佐藤優樹さんらしいところなんだと勝手に思っている。


今年は不思議な一年だったので、「モーニング娘。佐藤優樹さん」ではなく「佐藤優樹さん」を見ている時間が結構ありました。

やっぱり不器用というか我が道で生きる貴女だけれど、その道には強い光が見えていたような気がしていて。バースデーイベントの達者すぎる受け答えとか、何かにとり憑かれたようにバラードを歌う姿とか、とにもかくにも例の「勝負の22歳」、もとい成熟した一人のオトナになるのも時間の問題なんだろうなと。無邪気に笑う少女らしさを残しながら、とんでもない完成形になる日も近い貴女を見守っていられることを幸せに思っています。とかなんとか真面目に書いたけど今年もやっぱり #だーまーはいいぞ

 

 

 

その他

 

今年からYouTube大賞があることをあろうことか知らなくて(笑)

恥ずかしながら、ひたすら推しが可愛かった動画をささっと選んだのでここでは載せません(笑)

 

あと、MV大賞も感想など書けず。

ただ、普段推してないBEYOOOOONDSちゃんの「ビタミン ME」に票を入れました。あれは他担もニマニマしてしまう秀逸なMV・・・。

 

来年はもっと字圧ブルドーザーな楽曲大賞を書きます。ではでは。 

 

 

 

tsukino25.hatenablog.com

 

 

tsukino25.hatenablog.com

 

 

tsukino25.hatenablog.com

 

 

tsukino25.hatenablog.com