好きにさせてよ。

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偏食な趣味を、つらつら綴る。字圧強め文字のブルドーザー。可愛い連中/モーニング娘。など

オタクが声を張り上げる―アカシックを知ってくれ 演奏・メンバー編―

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やっとここまで来ましたよ。7合目くらいですね。

 

ここからは「誰もが口ずさみたくなるキャッチーでメロディアスなバンドサウンドと称されるアカシックの楽曲についてです。

 

ちなみに、なんですが。

お恥ずかしいことに、私は音楽的知識がさっぱりございません!!!先に断言しておきます。

ゆる~く「あれでしょ?レスポールってGibsonでしょ?」とか、「スラップしてるベース超テンション上がるわ」とか、「裏打ちってマジ難しそうじゃね?」くらいの知識しかありません。音楽偏差値38くらいっす。

 

なんで、そんな濃いことは語りません。そもそも歌詞についてのブログなんでと開き直っておきます。

 

 

 

 

ボーカル

まず、作詞を担当する理姫さんの歌声。

メディアに出ると大体SNS上に「大塚愛かと思った」ってコメントが1つや2つは必ず見つかるような、甘く鼻にかかった、ポップスを歌うために生まれた声質。あ、大塚愛よりだいぶ尖がって、なおかつやさぐれた声なので数秒聴けばすぐに違うなってわかるよ。

特徴は、感情が乗り移って聴こえること。嬉しいとか、悲しいとか、陰と陽とか、そういう二極化した表現ではないのがすごい。陰鬱、狂気、ぶりっこ、やけっぱち、怒り、退屈さ、必死さ、空虚さ。羅列しても終わらないくらい、声色の数が強み。

 

楽曲とギター

そして、そのツンとした強さと癖に残る甘さを帯びた声に合うことを優先して作られる楽曲たちは、ギター・リーダー・作曲を担当する奥脇達也氏のこだわりがガシガシ感じられるものばかり。

思春期の頃に「人が聞いていない音楽がかっこいい」と目覚めてしまい、山梨からギター1本背負って上京したという、いかにもバンドマンっぽい理由で音楽の世界に飛び込んだ奥脇氏。こう書くと、「人には書けない複雑で難解で高度なものを創作しよう」となりそうなものだけど、奥脇氏は「耳にひっかかる音楽」ということを重視しているように思う。(聴きながら勝手に思っているレベルですが)

 

もうこれは聞いてもらうしかない。

すぐ聴けるようにMVが公開させている楽曲特集。

 

「you&i」/『エロティシズム』


 

なんて優しいんだ。サビ始まりが英語なんだけど、メロディと歌詞の絡まりが単純で素朴なのに美しくて、聴きやすい。聴いたあとに浮遊感のある余韻で気持ちよくなる。切ないけど、ただただ悲壮感がにじみまくっている切なさではなくて、温かく包み込まれているような温度も感じる。ノスタルジアを音で定義した的な1曲。いわゆるJPOPの伝統的な良さもじんわりしてます。

この曲調好きと思った方はそのまま関連動画から「地獄に手を振って」「スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~」あたりもご覧ください。

 

 「CGギャル」/『DANGEROUSくノ一』

同一人物が作ったとか嘘だろ。

二度三度と繰り返し聴く度に、ベースリフが全身の血管という血管をたぎらせてくる。メロディの詰め込み具合ぎゅうぎゅう。許容量ぎりぎり。しっちゃかめっちゃか暴れているロックナンバーとは単純に形容できなくて、サビ最後の叫びに哀愁と惨めさと物語を感じさせる。

歌詞がアカシック史上最上級のギャルなんだけど負けないインパクト。

これ好きな人は間違いなく「プリチー」「いちかばちかちゃん」も聞くべき。関連動画からどうぞ。

 

「アルカイックセンチメント」/『プリチー』

悲しかったり切なかったりする歌詞なのに明るい曲調というちぐはぐ戦法。これぞJPOP。応援歌のようにも惜別の別れの歌にも聴こえる。スカッとする大筋のメロディラインにどこか不安定な哀愁が乗っかってきて、加えて「俺様の美技に酔いな」と言わんばかりの明快なギターソロ。シンプルなのにひっかかりがあるナンバー。実はこのときまだメンバーが現在より1名足りなくて、しかもインディーズなんだけど、素朴な曲作りな分センスが直球で向かってくる。

ストレート球でやられたい人は他にも「サイノロジック」「憂い切る身」「マイラグ

ジュアリーナイト」がおすすめ。

 

個性故の提供楽曲の多さ 

POPの適性抜群の声、キャラの独自性、歌詞の水準の高さ、フロントマンとしてインパクトを充分に備えた理姫さんを120%魅せるための楽曲。これはもう奥脇氏にしか作れないと思う。

なおかつ、ギタリストとして暴れたい!見せつけてやりたい!という欲もガンガンに感じるので(笑)、イントロやソロパート、アウトロ部分はかなり彼の執念深さを感じる。

 

この尖がり具合と耳障りの良さからなのか、アカシックの曲はアイドルに提供されることもしばしば。

差別化のために個性は出したい!でも、あまりにアイドルとかけ離れた曲調も困る!覚えてもらえるのがいい!いかにも女の子っぽいのがいい!などなど、アイドルソングの求めるものとアカシックの楽曲は確かに親和性がある。

提供した人々は℃-ute吉川友バンドじゃないもん!咲良菜緒(チームしゃちほこ)、桜エビ~ず。

 

なお、ボーカルの理姫さんが時々作曲にも名前が出ているのですが、それがまた奥脇氏作曲のものとは違うセンスがぎらぎら光った楽曲になってまして。このバンド武器多くない?

 

8ミリフィルム」/『凛々フルーツ』

これ紹介するかどうか超悩んだ。あまりに、「アカシック=8ミリ」という先入観持たれているので。

aikoがMステで紹介したのはあまりに大きい影響力。

でもやっぱり、奥脇氏が「歌詞とメロディの絡まり方が絶妙」と絶賛するだけあって、すさまじいキラーチューン。紹介せずにはいられなかった。超好き。この言葉のためにこの音階が存在しました、ぐらいのハマりっぷり。

これを聴くとつい、脳内でアカシックを90年代にタイムスリップさせて世間がどう反応するかという仮定を考えてしまう。8センチCDでこれ売りたい。皆がレンタルしまくってクタクタになった歌詞カードでこの歌詞読んでカラオケ行きたい。

「オレンジに塩コショウ」も理姫さん作曲なのですが結構がらりと印象変わるので両方楽しんでほしい。

 

ベースもドラムもキーボードも、全部耳の穴かっぽじれ

これらの楽曲を作り、フロントでがっつり構えるボーカル理姫とギター奥脇氏。その「引っかかり」にこだわって作られた楽曲をがっちり支えるのが、リズム隊。

黒川“バンビ”絢太(とクレジットされているが歌詞カードだけなので以下バンビ)のベース、山田康二郎(変換ぜんっぜん出てこないので以下コジ)のドラムは狙ってるのかどうかよくわかんないけど、とにかく悪目立ちしない。でも、「ああ…ここはこのベースラインなの…そうなの…バンビすごい…(恍惚)」「うっっわ、そのドラム絶対正解やんコジえぐいやん」という感じで、痒いところに手が届く演奏ばかり。この美容師さんなら「痒いところありますか」って言われて遠慮せずに「そこそこそこそこ!!!!」って言います。ってか脱線しますとあれ、痒いところある人いるんですかね。

しょうもない話から戻りまして。とにもかくにも楽曲を良くすることに徹するバンビ&コジの渋いリズム隊がたまらない。

なおかつ、アカシックに不可欠なのがキーボード。今はサポートの方が演奏していますが、電子音からピアノまで、柔らかさも激しさも添えるキーボードパートが充実。ただのバンドサウンドに終わらず、「古き良きJPOP感」を熟成させることに一役買ってます。

 

おわりに

勝手にシリーズ化して、アカシックの良さを語ってまいりました。

歌詞を検索してもらえたり、MV見てもらえたり、そのままCDに手を伸ばしてもらえたりライブいってもらえたりするとこれ幸いでございます。

なお、私でございますが。

 

 

 

足りぬ。

 

 

 

あの曲も話せてない…あのフレーズも紹介したい…

勧誘のしつこい宗教おばさん化しつつありますので、今後ちまちまと曲ごとに書いていきたく存じます。

宗教じゃないよ。おばさんなだけだよ。

 

ではまた!

 

よければこちらも。

 

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コンサバティブ

 

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プリチー

 

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DANGEROUSくノ一

 

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凛々フルーツ

 

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エロティシズム

 

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